#詩

日陰に咲いた微笑みが

掬われる世界であってほしい

"会いたい"って想うほど

会えないんだって実感する

点の雫が線の涙に成る

どうか幸せに

繋がっていますように

笑いかけるように心は泣いて

包み込むほどに愛は溶けてゆく

放課後に「好きです」ってチョコ渡して

それから一緒に、並んで帰るの

寂れた胸に淡い光

空回る日々に想い出が泣く

花の数だけ言葉があるけれど、

"愛してる"くらい僕に言わせて

惰眠に口角を泳がせて

夢でも笑えない人生模様

心の雪解けを知らぬまま

悴む胸にふたたびの冬

悠久を夢む温もりを

抱きしめながら眠りたい

今日も息ている

自分の心を吐いて呼吸してる

あとどのくらい

息継ぎをすれば終わりますか

枯れ葉のように吹き寄せられて

群がる人形達の空笑い

恋の中に在る心は

私が落とした心

貴方が拾ってくれないと

愛にはなれないの

好きな気持ちを運ぶのは

風でも心でも運命でもない

僕の言葉だ。"君が好き"

赤に青に黄色に緑

紫にピンクに灰色に黒

目には視えない

透明な心にだって

色は有る。