#夕方

無理は言わないからさ

君の隣にいたいです。

人
の
金

盗
ん
で
買
っ
た

幸
せ
だ


※ご安心下さい
　　　フィクションです

好きな人との思い出は
色褪せないでと願って

雲ひとつない青空も素敵だけど
マジックアワーの時の空がものすごく好き

端から端まで空を見ると

青、水色、ピンク
または
青、オレンジ、赤

めちゃくちゃ綺麗な短時間限定の空

よく下校しながら見てた
冬は登校中も見れたなぁ

わかっているのに泣ける夜がくる

6月4日(土)夕方

ある時LINEの通知が来た
誰だろうと思いスマホを開く

「7月〇日に一緒に七夕行かない？」

そんな内容だった
その相手は君で胸が高まった

すぐに返信ができなかった、
少し時間を置いてから返事をした

会話の最後に
「○○駅集合で大丈夫？」ときた、

その日がとても待ちどうしくて
仕方がない…

1日ってはやい。
もう夕方なんだぁ～。
太陽が...まぶしいや。

夕暮れに置いてかないで

前はさ、夕方

黄昏時が好きだったんだ。






けど、今は夜の方が好き































だって元カレの名前が





















優陽



なんだもん

夏の夕に鳴くひぐらしは

何処か儚く切ない

私のこの恋も

ひぐらしの声と

同じくらい

儚く切ない

日が落ちて薄暗くなった頃に

好きな人とふたりで会って話したいな、

空が赤い、まるで好きな人を前にした私みたいだな、
明日やっと会えるこの2日間とっても長く感じた、なのに君と一緒だととっても時間が早く感じる逆だといいのにね。

黄昏時。

夕方。昼でも夜でもない時間。
世界の輪郭がぼやけて、人ならざるものに会うかもしれない時間

　初めは温厚で、勉強熱心だったのに、

君と一度遊んでから心が動かされた。










皆は自転車で来てたのに、


私は家が遠いため、母に遊ぶ場所送ってもらった。


そのため、母に送り迎えしてもらうように願った。




帰り、集団で遊びに行ったので、その中の一人が帰ろうとしていたが、

周りの子らは私が一人で待っているのは可哀想だ、ということで、全員で待ってくれていた。


正直、気まずかった。


申し訳ない気持ちでいっぱいで。



私は、そんな温かい心を持っているみんなに感動し、感謝の敬意を伝えた。



私「ありがとう。」

　　K君「いえいえ。」

　友達「今度遊ぶときさ、自転車で来れたら自転車で来てね！みんなで行きたい！」
　
　　私「うん！」






　

















　　　　　…










　そうやって楽しく話していた時、母が来た。

　　母「ごめんねみなさん」

　もう一人のK君「全然大丈夫ですよ。
　　　　じゃあ、俺らも帰るかぁ。」

　　私「みんな待っとってくれてありがとね！」

　　　K君「いやいや。じゃあ、また月曜日会おうな。」

　　　私「うん。ばいばい👋」
　









そして皆は自転車に乗った。




ただ、一人遅れていた。



その子以外は、皆私の方を向いて、手を振ってくれていた。


そこは駐車場で、

「危なくないかなぁ。でも嬉しいな」　

って気持ちもあったが、皆は自転車乗るのがプロ級に上手かった（私的に）ので、後ろ向きながらでも真っ直ぐこげていた。


そして、皆戻ってきた。


一人の子が、自転車のかごに荷物を詰めていたため、心配して戻ってきてくれたらしい


　
　


そして、ようやく荷物を詰め終わり、
皆が帰っていったが、荷物が重たいのか、フラフラとしながらゆっくり自転車をこいでいた。




そして、皆先に行ったのに、

その一人の子は、私に向かって

「またね！」　

と言いながら手を振ってくれた。

思わず私も、

「またね！」

と返した。


車で私の姿が見えなくなるまで手を振ってくれた。




そのあと、私と母は皆の姿が見えなくなるまで、
見送った。
　
















必死に後で周りの子達に追いつくように、慌てて自転車をこいでいた。



　　
その様子がなんだか微笑ましくて、気分が上がってしまった。





帰り、買い物をした。

母に、楽しかったと伝えた。


「また遊べたら、いつでもいいから遊びに行きなね。」



「うん！」




そして、帰宅した。







ご飯を食べ、お風呂に入り、ゲームをしたり…。
















そうこうしているうちに、
すっかり空は真っ黒になってしまった。



















ドライヤーをして、歯を磨いた。










自分の部屋へ行った途端、今日のことを思い出した。







「可愛かったな。」

「カッコよかったな。」

「面白かったな。」

「優しかったな。」

「楽しかったな。」

















…
















「また、今すぐにでも遊びたいな。」



そんなことを思いながら、今日も一日が終わった。

【黄昏】

薄暗くなった夕方のこと。