#片恋の遊歩道

優しい君を好きになったんじゃなくて

好きになった君が優しい人だったんだ

瓶に詰められた恋心

開けられるのはいつ

目指したい恋の眩しさを知って

近づきたい距離を星に願ったの

「綺麗な空だね」って笑う君は眩しすぎてさ

「空よりも君の方が」なんて言えなかったよ

君の心の半分を私にくれませんか

私の心の全ては君に向いています

「空が綺麗だよ」

綺麗な心の君に恋をしました

少し背伸びをして着飾ってみたの

変化に気づく君に期待もしながら

君が白馬に乗って迎えに来ないのなら

私が白装束を纏って君を迎えに行くわ

虹色の言葉を弾きながら微笑む

私はそんな貴方に恋をしました

練習複数回、本番一回

この恋心は本気だから

告白の機会をください

夏の始まりは君の笑顔からだった

あまりにも眩しく輝いていたから

太陽に背中を向けて自覚した恋心

本当は君と見つめ合いたいのに

視線が合えば逸らす私は臆病者

足元に咲いた花がふわりと咲う

心に咲く花に水分をあげたなら

化けて伝わってくれるだろうか

心が熱くなったのは暑さのせいじゃないと

教えてくれた君にこの温度は教えられない

君が咲かせる時を待っているのなら

僕に君の心を咲かせる人にならせて