#砂浜

君と手を繋ぎ
歩いたいつもと少し違う
祭りの景色

僕が愛を並べて君に渡しても
君がくれたのは哀だった

やるせなく時の砂が落ちても

また掬い上げ歩き出す

生きているその重みで

砂浜を踏みしめ君に会えるまで

空と海の間に、私の居場所があった

波に揺れるガラスの心は脆く儚くて

足跡が消える前に名前を呼んでと。

朝凪に"水天一碧" 二人歩く

希望の青色に溶ける空と海

絶望へ流れゆく孤独な残夏

砂浜に辿る足跡 貴方は何処

波打ち際で

冷たい

海の水を

身体で感じて

砂浜に並ぶ

パラソルの海に

あの日

キミと行った

記憶が頭をよぎる

波打ち際

小枝で描いた

夏の思い出

波に書き消されて

夕陽の沈む

砂浜に

１人たたずむ彼女は

今、何、思う？

波打ち際の

砂浜を

裸足で歩いて

足跡のこして

ときには　ひとりになって　　物思いに　ふける


そんな　時間も　　必要なんだね


日ごろ　　どれだけ

余計な　重荷を　　背負って

様々な　しがらみと　闘っているか


遮るものの　無い　景色が　　教えてくれる

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砂浜に、足跡一つ

前は、二つだったのにね

砂浜につけた足跡は
いずれ波に浚われる

でも手を離さないでいてと
僕の背中にしがみつき

楽しそうに追いかけた夏の思い出は
無くならない

かかとで跳ね上げた水しぶきが
どんなに冷たくても

　白浜の

　　　巻き貝　拾い

　　　　　　耳　寄せて

　　　　　　　　　想い　巡るは

　　　　　　　　　　　　遠き　故郷