なかはら夢・2024-10-02
秘密
独り言
中学生
桜のころ
あなたの 背中 見つめてた
あの歌みたく
わたしを 連れ去ってくれたら
よかったのに
二度と逢えなくなるなんて
思いもしなかった
名もなき 花なんてない
あなたが 見つけてくれたから
うしろを通り過ぎた
君は
もう この世界にいない
おやすみさえ 言えず
ばいばい
また こりずに あそんでね
雨が 降っている
ピカピカの靴をはいて おでかけ
水たまりを避けることなく
あなたへ
言葉にするのが
難しい
この気持ち
ありがとう、だけは
わかるけれど…
あなたは 魔法使い
なんでも 作るし
わたしの 心も 奪っていくし
だから もう 空っぽ
綺麗なものを
磨きつづけるのよ
よそ見はいいから
秘密だから
秘密にしているの
秘密にしてることを
わざわざ
質問してこないで
レモンティーはすっぱくて
でも 心は甘い
あなたとの
さっきの会話を思い出したのです
ねぇ 思い出して
あなたの あの頃の夢を
わたし 聞きたい
大好きな人
たくさん 知りたい
ブルーは 不思議
ブルーを好むのは 高尚な人 心得のある人
ブルーは不思議
あの子が どんな子かなんて しらない
けれどね、
あの子の笑顔だけで
僕は なんだか 頑張れるんだ
朝の4時だか
夕方の4時だか
わからない
さっき
君と話したのは
どっちだろう
今って 何時?
僕の 薔薇一輪と
君のライター
交換しよう