#黄昏時の逃避行録

しんどいのは自覚してるけど

無理とはなんか違う気がして

ただ自分なりに頑張って息してるだけなの。

死ぬ痛みよりも

生きる苦しみの方が

今はまだマシかなって。

大切な人のためなら、少しぐらい

自分を削ってもいいかなって。

愛してる と

私からキミへの最期のお手紙を。

一輪の花を添えて。

なんだろうね、一人じゃないのに

取り残されたような独りぼっちな感じ。

褒められても何も変わらないけど

ほんの少しだけ

息をしてよかったと思えるときもある

そんな気がする。

別にほんとにしにたいわけじゃなくて

ただただ空っぽな自分を消し去りたかった。

たしかにあの子は凄いよ。

でもね、私はあの子じゃないの。

勝手に重ねて「あの子は、」なんて

言わないでよ。


　『私でもわかる劣等感に

　　　現実を突き付けないでほしいの。』

幾千のネガティブより

一のポジティブを育てたい。

ふと浮かんだ"消えたい"から

頭を支配する"消えたい"へ

そして"消えるべき"と変化する感覚が

なんとも言えないな。

きえたいとぼやいて、

視界はぼやけて

しねないともがいて、

こうやって足掻いて生きている。

前より断然満たされていたはずなのに

消えたさが膨らんでいるように感じる。

せめて涙、溢れてくれよ

言葉を吐けない私の代わりにさ

もう何もいらないから

最高に幸せな最期が欲しい。

向かい合って話を聞いてくれる人でも

隣り合わせで慰めてくれる人でもなくて

背中合わせで一緒に侘しい夜を

明かしてくれる存在が欲しかった。