#鼓動

海月の毒は誰も触れない棘

君を探す僕は地上で彷徨い

僕の命が朽ちても触れたい

僕は君の感情に溺れていく

ドクン、と打った心臓は
君に恋している事を僕に知らせたんだ。

君が居るはずないと言い聞かせ
すれ違う人混みから君を探し
歩く祭景色

そんな時に友達と歩く君を見つけ
眺めすれ違う刹那高鳴る鼓動を抑えて

確かに鳴る鼓動を尊いと感じる

知らなければよかった絶望を

手にしたなら手放せやしないだろう

星空の下

コートの上から

強く抱き締め

遠くに感じる

君の鼓動の

微かな瞬(ﾏﾀﾀ)き…

大きな心臓の音を合図に

鼓動が早くなった。

ときめきは心の鼓動…

真っ白な

無音の胸の大砂漠

こんな乾いた瞳では

探し出せない

流砂に埋もれた

恋のスイッチ…

遥か彼方に空の色を言葉にした
この鼓動があなたに聴こえたらいいな

哀しみが眠らない街に
この鼓動が君に届きますように

振り返ったら君がいた。

ただそれだけのことなのに。

鼓動が速くなる気がした。

この胸を抉り出して

この心臓をどうか


聞こえるでしょう?

悲しい音が

苦しむ声が

あなたには

いいえ あなたにしか

聞こえないはずの

これは夢なの
何も失くしてく

有り余るほどの
幸せの中にいた

時計の音が聞こえると
悲しい今が目の前に

心を失くしてく
少しずつ生き方を問う

胸に手をあてて
鼓動を確かめて
　　　　　　　かほ

6年間君しか乱されなかった心臓が
今あの人で乱されてく

こんなに煩かったっけ、自分の鼓動って

フェンス越しから見た君の笑顔は

沈む世界から照らされて眩しくて

高鳴る鼓動から後ずさるのは足元

夕日を眺めていたら、
フンが尻から半分顔を出したので
僕と2人で眺めることにした。

そして日は沈み、
初めて見る外の世界と
地球の鼓動に包まれながら、

彼もプールの底へと沈んでいった。