#叶わぬ夢物語

｢もう何処にも行かないで｣

そう願っていたのは君じゃなくて
僕の方だったんだ＿＿。

『幸せになって＿＿＿＿＿』

そんな“綺麗事”言ったけど…

やっぱり私が

【幸せ】にしたかった＿＿＿

あなたと過ごした日々は

【当たり前】だったけど…

私にとっては

全ての時が

　《当たり前のような“宝物”》だった＿

『あいつが好き』

「君が好き」

叶わぬ夢も

馬鹿げた理想も

どちらもお互い様じゃない

″大丈夫″笑ってしまえば

それもいつか″幸せ″になると

信じていたのにさ

《愛》だとか《永遠》なんて

最初から

ｷﾐﾉﾖｳﾅ
手の届かない存在だったんだね

触れた指は

泣きたくなるほど

柔らかく

優しさで溢れていた＿

"赤い糸"

もしも小指に見えるなら

ｾﾝｾｲ
どうかあなたと

繋がって欲しい

いくら願ったって

もう遅いんだよ。

少しだけ

君の隣で笑う

夢を見てもいいですか？

目を見て、と言った君は

耳元でよく頑張ったね、と囁いた

私を優しく包む柔らかな温もりが

瞼を開けば溶けてゆく

だけど 一つだけわかることがあるの

この夢を夢で終わらせたくないって。

揺れるスカート

覗く白く細い足

可愛い笑顔

柔らかく
しなやかな手

サラサラの髪

ふんわり香る花の匂い

不平等なく皆に優しい子

素直な子

優しい明るさなのに

眩しい子

全部全部

僕が持ってないもの

僕が手に入らないもの

君があの子と手を繋ぐ理由も
優しく笑いかける理由も
楽しそうにしゃべる理由も

全部分かる気がする、｡

だって僕もなりたかったから

あの子に｡君が今､笑いかけてる

あの子になりたかった｡

あの子みたいに君に
笑いかけてほしかった｡

いつも支えてくれた

たくさんの笑顔を向けてくれた

叶うことないのに…。

期待しちゃう…。

いつも相談に乗ってくれた

たくさんの優しさをくれた

そんなあなたに恋をした

あなたには大切な人がいるのに…。

あなたには幸せになって欲しいのに…。

あなたの優しさに触れる度

「好き」って気持ちが溢れてくる

あなたの傍にずっと居たいと

思ってしまいます…。

あなたの住む街にも雨が降っているかな

君を想って過ごす冬は

想像していたよりもずっと

寒かった

忘れなきゃ、そう思うほどに

この気持ちが大きくなる。

ごめんなさいって罪悪感を抱きながら

どうしようも出来ない気持ちを

抱えることしか出来ないよ。